「4月の読書会を終えて」・・「死の直後」・・死後の目覚めを妨げるもの・・

シルバーコードが完全に切れて、地上人生に別れを告げた時、私たちは故郷である霊界へと戻ることになります。死の直後の状態について、シルバーバーチは「魂に意識がある場合(霊性が発達している人の場合)は、霊的身体が徐々に肉体から抜け出るのが分かります。すると霊的な目が開き、自分を迎えに来てくれた人たちの姿が見えます。そしてすぐに新しい生活が始まります。(シルバーバーチの教え・上・195)」と、語っています。

霊性が発達していない人の場合、一般的な人の場合ですが、死の直後は少なからず戸惑いや混乱の状態の中にあります。それは、生前と何も変わっていないように感じられるので、自分の死を素直に受け入れることができないためです。

すべての地上人は霊界へ帰るためのリハーサルである幽体離脱を睡眠中に行っています。それは、死後の世界に馴染みやすくするための神の配慮なのです。潜在意識では分かっているのですが、睡眠中に霊界を訪れていることを想い出すことはとても困難なことです。

自分が死んだということを受け入れることができたとき、死後の目覚めが訪れます。死んだらどうなるのかということについての知識を持っていなかったり、死に対する迷信や誤解を生前に持っていたり、間違った宗教の教義に洗脳されていたりする場合など、また、遺された人の悲しみがあまりにも大きすぎて死者に対する未練を断ち切ることができない場合にも死者の目覚めを妨げることになってしまいます。

「こうしている間でも地上から何百万、何千万という人間がこちらへ送られてきますが、そのほとんどが死後への準備が何もできていないのです。みんな当惑し、混乱し、茫然自失の状態です。それでわれわれが、いろいろと手焼くことになります。本当はそちらで霊的教育を始めるほうがはるかに面倒が少なくて済むのです。(最後の啓示・79)」とシルバーバーチは、語っています。

死を自覚すれば霊的意識がよみがえり、霊的視野が開かれることになります。そして、愛する人々との感激的な再会が訪れ、幽界での新しい生活が始まることになります。死とは何か、ということについての正しい霊的真理を生前から持っているか、いないかということが死後の目覚めを促進するか、いつまでも遅延させることになるかということの分岐点となるのです。死についての正しい霊的真理を生前から知っておくことは、地上人として生きていくうえでの必要不可欠なことと言えます。(E・H)

*なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。
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