「11月の読書会を終えて」・・「死とは何か」・・死は第二の誕生・・

死とは何かという問いかけに、正しい回答を指し示すことができる宗教はこの地上には存在しません。霊的に無知である宗教に人々に真の慰めや救いを与えることはできません。人間の誰もが避けることができない死を私たちはどのように捉えたらよいのでしょうか。

死の問題については、信じるか信じないかという従来の宗教の立場を超えて、理性で判断する時代を迎えています。19世紀に、ウイリアム・クルックス博士やシャルル・リシェなどによって科学的に霊魂の存在が証明されました。スピリチュアリズムによって、信仰の問題ではなく客観的な事実として死を受け入れなければならない時代を迎えているのです。

「あなたは霊であるからこそ、本来は生命をもたない物的身体を動かすことができているのです。あなたという霊が引っ込めば、いわゆる“死”が生じます。それまで活力を与えていたエネルギーが消えるわけです。(最高の福音・124~125)」
「霊性は死によっていささかも失われません。火葬の炎によっても消すことはできません。その霊性を消す力をもったものは、この全大宇宙の中に何一つ存在しません。(最高の福音・219~220)」と、シルバーバーチは語っています。

死とは何かということに対する霊的事実を理解することによって、死に対する悲しみや恐れは消え去ります。死後は、地上生活の延長である霊界での生活が待っているのです。肉体を脱ぎ捨てた私たちは、より霊的な存在になるだけなのです。愛する人の死に出会うことがあっても、高級霊と同じ霊的な視点に立って死を見つめることによって、死んだ人に対して新しい人生が始まったことへの祝福の気持ちを抱くことができるのです。私たちの真実の自我は霊ですから、五感を超えて感応することができます。愛する人がすぐ近くにいてくれて、いつも見守っていてくれていることを実感することができるのです。

シルバーバーチは「死を生の挫折、愛の終局、情愛で結ばれていた者との別れと見なす無知を取り除きたいのです。そして死とは第二の誕生であること、生の自然な過程の一つであること、人類の進化における不可欠の自然現象として神が用意したものであることを理解していただきたいのです。死ぬということは生命を失うことではなく別の生命を得ることなのです。(シルバーバーチの霊訓・三・44~45)」と、語っています。
死とは何かということを正しく理解することによって、どのように生きたら良いのかということに対する回答を導きだすことができるのです。(E・H)

* なお、引用にあたってはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。
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