「再生について」そのⅡ・・何のために再生するのか・・2017年12月の読書会から・・

再生があることは、霊的事実です。しかし、巷(ちまた)で言われているような再生はありません。自分というパーソナリティは、今・現世だけのものであって、前世がどうであったとか来世はどうありたいとか想像してみても、その時の意識は全く別のものですから、比較検討することはできないのです。現在の自分が過去にも存在していて、また未来にも存在するというようなことは有り得ないことなのです。

そのことについての霊的事実を、シルバーバーチによってもたらされた霊界通信によって学ぶことができます。私たちは再生のキーワードである類魂の存在について、類魂とは何かということを学ぶことによって、複雑な再生のメカニズムをシンプルに理解することができるのです。

私たちは、なぜ再生しなければならなかったのでしょうか。何をするにも困難をともなうこの惑星に生を受けたのは、どうしてでしょうか。現在の生活に希望が持てず、生きるのが辛いと思っている人もいるかもしれません。しかし、自分自身が再生を望んで生まれてきたのです。自分の魂が決定したことなのです。

それは、地上で学ばなければならない多くの教訓があるためです。ある人にとっては、果たさなければならなかった責任や仕事を達成するためであったり、ある人にとっては、より深い愛で他人を慈しむためであったり、ある人にとって為すべきことがありながら、それを為すことができなかったためであったりと千差万別ですが、いずれにしても霊界での生活を通して何が自分自身にとって足りなかったかということを、はっきりと自覚することができたためです。そのために最も適した国籍、環境、性別、身体、さらにはおおよその辿るべき道などを事細かに決定して、誕生しているのです。今置かれているすべての条件が、私たちが霊的成長をするために最も相応しい条件なのです。

それらの条件を受け入れ、最大限に神性を発揮して、自分自身に足りない部分を少しずつ補いながら、一歩一歩霊的成長を果たさなければなりません。それによって、類魂全体の霊的進化への貢献や、自分自身の前世のカルマをも清算することができるのです。

何のために再生したのかということを忘れないようにしたいと思います。そして、この地上人生が無駄に終わることがないように、霊的真理に沿った実りある人生を過ごしていきたいと思います。(E・H)

*なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

「スピリチュアルな霊力の開発」

新しい年、2018年がスタートしました。
宇宙で最下層に近いこの惑星で霊的成長を果たすために生を受けた私たちは、世の中のさまざまな出来事を大きな視点に立って捉えていかなければなりません。霊界と共にスピリチュアリズムに係わっていることを強く心に刻み、実り多い一年にしたいと思います。

以下は、2017年12月、読書会での私のスピーチです。
・・「スピリチュアルな霊力の開発」・・

私たちは、常日頃どのくらい霊力を使っているでしょうか。肉体を持っている私たちは、自分自身の中に、神と同じ崇高な資質を頂いているということを忘れがちです。日常生活での雑事、仕事のこと、家族のこと、世の中の様々なことに心を奪われ振り回されている時、霊としての本来の力を発揮することはできません。たとえ、雑踏の中にあっても、人に会って話をしている時であっても、難題に心が落ち着かず安定した気持ちを持つことができない時であっても、自分自身の本質が霊であるということを忘れないようにしなければなりません。肉体を持っている私たち地上人には、とても困難なことですが、ほんの短い時間であっても霊界と一体となり霊力を使えるように、意識を高める訓練をしていかなければなりません。

自分自身の見えない部分、感じ取ることが難しい部分、潜在意識の中、そして類魂(グループ・ソウル)と共有している大きな意識、そのような真実の自分自身、霊としての自分自身の存在を忘れないようにしなければなりません。私たちの本質は霊ですから、そこには霊と霊との係わりが生じます。崇高な思いで心が満たされている時、高き界層の霊たちとの係わりを持つことができます。自分を少しでも人のために役立てたいという思いがある時、自分自身の力を最大限に活用できる方向へと霊界が導いてくれます。

霊的真理に出会ってからの霊性の開発、良き霊界の道具になるためにスピリチュアルな霊力を身につけるための努力は、とても大切なことです。霊界と一体になり、霊界の方々と共に地上世界を良い方向へと導くための末端の一霊的存在として、少しでもお役にたてるように、身を清め、心を高め、魂を霊的真理で満たさなければなりません。

今までの地上人生を振り返って見て、病気の時、他人からの嫌がらせに逢っている時、進むべき方向を見失いかけている時、そのような様々な困難の中にある時、霊界からの援助はあったのでしょうが、何も感じなかったか、おぼろげながらに感じて取っているといった程度だったと思います。しかし、霊的真理に出会い、こうして皆さん方と共にこの読書会で多くのことを学ばせていただくうちに、霊界の方々からの援助や愛情をより感じやすい状態になりつつあると思います。

生きるとはどのようなことか、どのように生きたらよいのかを教えてくださったのは、常に寄り添い支えてくださっている守護霊に他なりません。目には見えなくても耳には聞こえなくても霊界からのぬくもりを感じ取ることはできます。霊界からの愛の深さを学ぶことはできます。肉眼に映る地上世界は、争いによる破壊や殺戮、飢餓や病気で苦しむ人々、希望を無くし生きる力を失っている人々、そのような光景ばかりです。しかし、援助を真に求めている人には、必ず霊界からの愛が届けられます。そのような不幸な人々を救うために何をしなければならないのかも教えてくださいました。

シルバーバーチは「やがて新しい世界が生まれるのです。王位は転覆され、権力的支配者は失脚し、独裁者は姿を消してまいります。人類はその本来の存在価値を見出し、内部の霊の光が世界中にさん然と輝きわたることでしょう。(最高の福音・203)」と語っています。地上世界は、今まさに霊的無知の時代に終わりを告げ霊的に覚醒する時代、神の子・霊的存在として生きていく時代を迎えつつあります。すべての地上人が国境を越え、民族を越え、宗教を超え、一つとなって霊的同胞意識を持って、共に霊的に成長できる世の中が訪れようとしています。

霊界の道具となった私たちは、霊界からの援助を信じ、絶対的確信を抱いてすべてを委ね、霊界との繋がりと協調と協力を求めて、真の霊界の道具になれるように、一心に努力していかなければなりません。私たちは、霊であるからこそ、次元を超えて高き界層の霊との係わりを持つことができるのです。霊であるからこそ、時空を超えて彼方の人々、地上の全霊的存在に愛を届けることができるのです。物質界であるこの地上にあって、世俗に染まりつつも、それに流されない清廉で高潔な生き方を目標に、これからも神の光を求め、その光に導かれるままに霊的人生を歩み続けていきたいと思います。(E・H)

*なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

「11月の読書会を終えて」・・「再生について」・・類魂(グループ・ソウル)の存在・・

再生(生まれ変わり)は、本当にあるのでしょうか。いったい何が再生するのでしょうか。世間一般で言われているような生まれ変わり、死後、自分自身がまた時空を超えて再び生まれ変わり、この地上で生活するというようなことが現実にあるのでしょうか。

再生は宗教における重要なテーマです。キリスト教やイスラム教は再生を認めていません。また、インド宗教や仏教などの多くの宗教は再生を認めています。イギリス系スピリチュアリズムでは再生を長い間否定してきました。フランス系スピリチュアリズムでは最初から再生を肯定していました。

霊界通信においても、再生を認める霊や認めない霊がおり、再生の問題が長い間、未解決のままになっていました。霊的進化の乏しい霊は、高き界層のことなどを理解することができなかったために再生を否定していたのです。

シルバーバーチは、霊界の高き次元の世界から、再生の真実について私たち地上人にその内容を明らかにしてくれました。再生の真実を知るうえで最も大切な霊的事実は、類魂(グループ・ソウル)の存在です。死後、霊的成長レベルの同じ霊同士が霊的親和性によって霊的家族を形成し、共同生活を営むことになります。そこでは、個の心が融合し大きな心となって、大きな魂となった意識体・共有意識が形成されます。メンバーの意識を共有し、メンバーの心を自分の心として感じ取ることができるのです。

再生においては、類魂の共有意識体の一部分が地上に再生することになります。そのため現世の肉体と霊魂とは異なる別の新しい肉体と霊魂を携えて再生することになります。再生の時点では、類魂の分割部分の大部分は潜在意識となっているため、地上人は顕在意識だけを自意識として自覚することになります。来世で再生した時には、まったく異なる別の人間として生を受けることになります。

類魂の存在を認識することによって、再生の複雑なメカニズムをより深く理解することができます。自分の背後には大きな意識があり、類魂と共に霊的成長をしているということに思いを馳せる時、神が私たちの霊的成長を何よりも願い、そのためのシステムとして類魂を創られたということに神の深い愛を感じています。(E・H)

*なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

「10月の読書会を終えて」・・シルバーバーチの他界観に到るまで・・霊界の真実・・

キリスト教やイスラム教などの地上の多くの宗教に見られるように、死んだら天国か地獄かのどちらかに行くことになるのでしょうか。その宗教の敬虔な信者になれば、天国へ行けるのでしょうか。そして天国や地獄でそのままずっと生活することになるのでしょうか。ダンテの「神曲」にあるように、地獄へ行くのを免れるために、免罪符を買えば天国へ行けるようになるのでしょうか。

霊界は、ほんとうに天国と地獄の2つに分かれているのでしょうか。ダンテの言うように20界に分かれているのでしょうか。スウェーデンボルグは10界と言い、マイヤースは6つの界層に分かれていると言いました。

シルバーバーチは、――この世を去ったにあとたどる7つの界層についての質問に対して、
「まず最初にお断りしますが、私はその“七つの界”とやらを知りません。第一から第七まで番号のついた界というものを私は知りません。私が知っているのは、たった一つの界があって、それが無限の階梯をなしているということです。(最後の啓示・51~52)」そして、「霊の世界は進化の階梯を上昇しながら、上下の界が互いに融合しあっているのでして、平面上の地理によって区分けされているのではありません。霊性が開発され、魂が向上するにつれて、より高い界層へと適応するようになり、自動的にその界に所属するようになります。(最後の啓示・40)」と語っています。

日本人の一般的な他界観は、死後、極楽浄土へ行くか、地獄へ行くかという極楽・地獄信仰です。鎌倉時代に、比叡山の僧であった源信は往生するための指南書として「往生要集」を記しました。極楽浄土に行くための教義と実践が示されていますが、地獄の様子も詳しく述べられています。八大地獄では、殺生の罪や不倫の罪や飲酒による罪やうそつきの罪など地獄行きの罪についても述べています。

しかし、今まで地上に存在してきた他界観は霊的に見て、どれも誤った他界観ばかりなのです。霊的事実に完全に一致しているのは、シルバーバーチによって示された他界観だけです。シルバーバーチの教えによって、私たちは、正しい霊界の姿、霊界の真実を知ることができるようになったのです。霊界は一つですが無数の界層に分かれています。宗教が示しているような地獄はありません。地獄は自分自身が作り出している世界なのです。明瞭な境界もありません。死後の進化向上によって、一歩一歩さらに上の界層へと上がって行くことができるのです。それは永遠に続く進化向上の道なのです。(E・H)

*なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

「霊界での愛」・・愛のヒエラルキー・・

私たちが生きているこの地球という惑星は、いろいろなことを学び霊的に成長していくための学校です。そのカリキュラムの中で最も大切なことは、利他愛とは何かということを学ぶことです。今、地上界に浸透しつつあるスピリチュアリズムが起こされたのも、霊界の人たちの地上人に対する利他愛によるものです。純粋な思いで救ってあげたい、自分の最も大切なものを犠牲にしてでも救ってあげたいという高級霊の思いから発したものです。

シルバーバーチの教えを学ぶことによって、私たちは、近い将来帰ることになる霊界での愛がどのようなものであるかを知ることができます。陰陽の法則は物質界だけの法則であって、霊界では界層が上がるにつれて男女の差は消滅していきます。魂と魂の結びつきだけが永遠の愛の源になっているのです。霊界には、利他性をともなう愛だけしか存在しません。霊界の界層を上れば上るほど、そこは利他愛に満ちた世界なのです。

シルバーバーチは「偉大さの尺度は奉仕的精神の度合いにあります。いただくものが多いから偉大なのではなく、与えるものが多いから偉大なのです。(最高の福音・207)」と語っています。

霊界では、与える愛が多いほど、より多くの犠牲を払って愛を与えることができる霊であればあるほど、より高い界層に住むことになります。そして、高い界層に住んでいる霊的上位の霊が、霊的下位の霊に愛を注ぐことになります。霊的上位の霊が愛を与え、霊的下位の霊がその愛を受け取る。神から超高級霊へ、超高級霊から高級霊へ、高級霊から守護霊へ、そして守護霊から末端の私たち地上人へと、愛は注がれていきます。愛の深さによる完全な愛のヒエラルキーが存在しているのです。

地上界では、権力や地位や財力のある者が上位に立つという物質中心のヒエラルキーが形成されていますが、霊界では、利他愛をより多く顕現することができる霊が上位に立つことになります。霊界での支配とは利他愛の深さによる支配のことなのです。

私たちは、霊界での愛を学びそれを実践していかなければなりません。地上界のすべての人々に、分け隔てなく愛を与え続けなければなりません。利他的な愛を実践することによって、神の愛をより多く受け取ることになり、私たちは少しずつ霊的成長を果たすことになるのです。(E・H)

*なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

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